KATO 営団地下鉄 千代田線 6000系 試作品レビュー・開発ミニインタビュー
Posted by 鉄道ニュース部 KZ|2014年06月18 18:04
【Nゲージレビュー速報】今回は2014年8月発売予定のKATO製品、10-1143 営団地下鉄 千代田線 6000系 6両基本セット(予価¥16,000+税)の試作品インプレッションをいち早くお届けする。
【2014.9/8】製品出荷を前に開発ミニインタビューを追加公開!
営団地下鉄の名車、千代田線6000系が製品化
KATOの東京メトロ・営団地下鉄シリーズの新商品は、昭和43年に世界初の電機子チョッパ制御を採用した地下鉄車両として登場させた「営団千代田線6000系」。
登場後40年以上を経て、冷房改造や更新工事などが行なわれ、北はJR常磐線、南は小田急線へと相互直通運転で乗り入れて、今なお現役として活躍している。
代々木上原へ延伸後の小田急線直通運転開始後の時代設定で、非冷房、2段窓で活躍した姿をプロトタイプに再現している。
【2014.9/8追加】リアルさを追求!開発秘話
【2014.9/8追加】
2014年9月9日の製品出荷予定日を前に、開発にあたってのエピソードなどを伺った。
今回模型化でもっとも難しかったのは前面のライト周りだという。
模型のライトは点灯式のため床パーツ側からの点灯部品がボディ前面の裏に入るが、この6000系のライト位置は外側ギリギリの所についており、模型では側面ボディの厚み部分に重なってしまう。
それでも、実車の印象を忠実に再現すべく、側面ボディの厚み部分を、ライト周りだけ極限まで薄くすることでスケール通りの位置での点灯式ライト設置を実現したという。
また、スカート無しの同車だが、前面が物足りない印象にならないよう、連結器周りのステップやタイフォンなど周辺装置も可能な限り再現している。
新規パンタグラフの秘密
パンタグラフは、実車に即しつつ、色々な従来製品(私鉄車両や電気機関車など)のパンタグラフ部品も含まれているという。
最終的に複雑な構成のパンタグラフとなり、”いままでこの組み合わせは無い”新規パンタグラフになったという。
どの部分が、何の車両のパンタ部品か、想像してみるのも楽しいかもしれない。
その他にも同車ならではの開発ポイントが
千代田線6000系の特徴の一つとして、車体側面の裾が低いことが挙げられる。
模型化に当たっては、台車が勾配やカーブで裾と干渉しないよう、調整が図られているほか、もう一つ特徴的な「広い連結面ホロ」についても、カーブ通過時にギリギリぶつからないよう調整したという。
※試作品のため、参考程度にご覧下さい。
※鉄道模型は製品生産の性質上、時期によってはメーカー/市場在庫が無い場合もありますので、ご了承ください。
取材協力:カトー
KATO 製品詳細ページ
・10-1143 営団地下鉄 千代田線 6000系 6両基本セット(予価¥16,000+税)・10-1144 営団地下鉄千代田線 6000系 4両増結セット(予価¥8,000+税)
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