鉄道模型

KATO 阪急9300系試作品レビュー・開発ミニインタビュー

Posted by 鉄道ニュース部 KZ|2015年07月15 16:10

今回は8月下旬以降発売予定のKATO Nゲージ製品、10-1278 阪急9300系 基本セット(4両)(予価¥12,500+税)他の試作品インプレッション・開発ミニインタビューをお届けする。


KATO 阪急9300系 試作品 入線

最新試作品がホビーセンターカトーのジオラマに入線 画像クリックで拡大(PC)


阪急電車の新世代フラッグシップ車両が製品化

阪急電鉄京都線で活躍する9300系は、6300系に代わる京都線のクロスシート特急車として2003年に登場。3扉車となったものの伝統のクロスシートのスタイルは継承し、特急車としての風格を備えている。
そんな、新しい世代の「阪急電車」を代表するフラッグシップ車両を製品化。


KATO 阪急9300

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試作品が進んだ今回、製品の見どころなどを開発者に伺った。


さらに磨きがかかった「ツヤ」

KATO 阪急9300系 入線

車体側面の反射具合に注目。 画像クリックで拡大(PC)


車両を手に取ってまず目に留まるのが、実車同様のピカピカの”ツヤ”だ。

開発者によれば、6300系と同様にツヤを強くしたというが、6300系は従来金型でのボディなのに対し、9300系は最新の金型による成型部品のため、車体の面の下地がさらにきめ細かく、結果的によりつややかな仕上がりなったという。


特徴的な屋根も別部品で

KATO 阪急9300系 試作品 屋根

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そして9300系は屋根も特徴的。この製品では屋根の白色部分は、ボディと別部品になっている。一体成型での塗り分けよりも美しいメリハリになるからとの事。


KATO 阪急9300 試作品 側面

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6300系で好評だったグリーン色の座席、また乗務員扉の手すりやドア靴擦りの銀色はもちろん、よく見るとドア中央の銀色は中心ゴム部分を避け、細い2本の線で表現している。


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乗務員扉下の床下はしごや、車端部の床下装置などもリアルに再現。


カトー 阪急9300 入線

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設計現場で苦労した所として、前面上部の窓ガラスの上と屋根の白い部分の「」が実物はとても薄いが、プラスチックの性質上極端に薄くすることは難しく、ギリギリの所でバランスをとった、とのことだ。


ある事が「通常と逆」なライト

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この9300系は貫通扉の上にあるものがヘッドライトで、下部についているものが標識灯となっている。

しかしながらNゲージでは、下部ライトの後ろ辺りに光源があるため、下部のライトの方が若干明るくなるのが一般的。こだわって調整した結果、上部の方が明るくなるライトが実現できたとの事。


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なお行先表示類は、同社の「READY TO RUN」思想(初心者でも手を加えることなくすぐ楽しめる)に基づき標準装備されている。


車体にジオラマが映り、存在感抜群の9300系 画像クリックで拡大(PC)


※試作品のため、参考程度にご覧下さい。
※鉄道模型は製品生産の性質上、時期によってはメーカー/市場在庫が無い場合もありますので、ご了承ください。


取材協力:カトー


KATO 製品詳細ページ


10-1278 阪急9300系 基本セット(4両)(予価¥12,500+税)他


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