JR東日本の連接台車車両特集 旧E993系ACトレインとE331系
Posted by 鉄道ニュース部 KZ|2014年03月24 23:28
今回はJR東日本の連接台車車両特集として、今動きが注目されている「E331系」と、同車やE233系のプロトタイプであった”次世代通勤型試作車”旧E993系ACトレイン(廃車)を写真を中心に取り上げる。
ACトレイン(ac@train)
JR東日本が2002年、次世代の通勤・特急車両を模索するべく製造した試験車両。新時代の旅客ニーズに対応した様々な設備が搭載されていた。
ac@trainの名前の由来は「Advanced Commuter Train」。
各号車ごとに構造も車内仕様も異なり、様々なテストが行われていた。
台車は連接台車を採用。初期は駆動方式もDDM(ダイレクトドライブモーター)を採用していた。
ACトレインの車内の一例。現在でこそE233系などで標準になっている仕様も多いが、2002年当時にこの仕様であったことを考えるとかなり先進的であった。
のちのE233系で標準となった黒三角形の吊り手、化粧版仕上げドア・ドア周りのユニバーサルカラー化、LCD2列配置などがテストされていた
LCDはACトレイン車内の様々な場所でテストしていた
車内には次世代グリーン車を想定したエリアも。
肘掛には、インターネット接続可能のPCも内蔵しており、コンセントやLAN差込口もあった
E331系
JR東日本の”次世代型通勤車両”量産先行車としてJR京葉線むけに2006年3月に落成。
連接台車方式で各車両の長さが従来の一般通勤車よりより短くなっており、同車は14両編成で従来の通勤車両10両分の長さとなっている。
先の旧E993系ACトレインの前面デザインも一部踏襲
E331系の連接台車。
編成中央(7両目)の境は連接台車でなく通常の台車。独特な窓配置が特徴的
先頭車の一部座席はロング/セミクロスシート変換可能なデュアルシート
写真はセミクロスシート仕様の際の様子。
※ACトレイン・E331系は旧サイトにて撮影・公開していた写真です(未公開写真含む)。
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