鉄道ファン目線で乗るキハ110系700番台「東北エモーション」レポート【キクシ112 701】
Posted by 鉄道ニュース部 KZ|2014年02月23 14:07
2013年10月より運行を開始した、JR八戸線を走るキハ110改造車両のレストラン列車「TOHOKU EMOTION 東北エモーション」。
鉄道ファン的には、近年では希少な食堂車の車号である「シ」を含む「キクシ112」なる形式が登場・連結していることなども注目点であろう。
今回は主に鉄道ファン目線で、写真を中心に乗車記をレポートする。
編成表・車号
キハ110系700番台「東北エモーション」は3両編成。
八戸方より
1号車 キハ111-701 コンパートメント個室車両
2号車 キクシ112-701 ライブキッチンスペース車両
3号車 キハ110-701 オープンダイニング車両
となっている。
東北エモーションの外観
編成全体。
ドア左横には号車札や所属を表す「盛ハヘ」表記が。
側面行先LED表示は「TOHOKU EMOTION 団体 東北エモーション」と行先の交互表示。
TOHOKU EMOTIONの側面ロゴと「キクシ112-701」の車号表記
キクシ112の中央部分のガラスは模様の入ったすりガラスになっている。
東北エモーション 車内
1号車 キハ111-701 コンパートメント個室車両
コンパートメント車両の廊下の様子。
廊下から個室をのぞく
個室の様子。
個室窓側から廊下側をのぞむ。
廊下側の壁は鏡になっており広く感じられる。また、入り口にはミニクローゼットも備わる。
個室から外を眺める
2号車 キクシ112-701 ライブキッチン車両
キクシ112車内の全景。1両まるごとキッチンスペースとなっている
「ライブキッチン」車両なので、実際に調理している様子を見る事が出来る
こちらのエリアは各種調理器が並ぶ実質的な厨房室。
厨房入口付近には小さな洗面台が設置されている。
3号車 キハ110-701 オープンダイニング車両
オープンダイニング車両の車内。海側は2~4人席、山側に2人席が並ぶ。
海側のテーブル席
山側のテーブル席
テーブル席からデッキ・運転室側を望む
3号車久慈寄りのデッキには、広いトイレが設置されている
食事
往路:コースランチ
往路(八戸→久慈)ではランチのコースとなる。前菜の一例。
メインディッシュ
復路:デザートビュッフェ
復路(久慈→八戸)列車ではデザートビュッフェ(ケーキバイキング)となる。
なおビュッフェの前に、全員に別途デザートプレートが出た。
ケーキバイキング会場は、2号車のライブキッチン車両。
動画
東北エモーションのダイヤ・時刻表
・往路
八戸1105→久慈1252
・復路
久慈1420→種差海岸1518-1518→鮫1531-1538→本八戸1549-1555→八戸1605
※2014年3月15日ダイヤ改正時のダイヤ
おわりに
途中、眺めの良い所で停車したり、出発駅でお見送りがあったりもした。
客車の寝台列車の食堂車とはまた違い、ディーゼル音を聴きながら本格的な食事ができる「東北エモーション」。東京から乗る場合、往路・復路とも「はやて」との接続も良かった(乗車日地点)。
東北エモーションは指定券ではなく旅行商品扱いなので、詳細・予約はみどりの窓口ではなくびゅうプラザや主な旅行代理店へ。
「東北エモーション」Nゲージ
鉄道模型メーカーKATOからラウンドハウスブランドとして、キハ110系東北エモーションタイプ3両セットが2014年10月に発売される。
詳細はこちら:KATO キハ110系「東北エモーション」タイプ 試作品レビュー
ページナビ
鉄道ニュース部 > スタッフブログ > 鉄道ファン目線で乗るキハ110系700番台「東北エモーション」レポート【キクシ112 701】