JR東日本、中央線特急に新型車両「E353系」を投入へ
Posted by 鉄道ニュース部 KZ|2014年02月04
JR東日本は4日、中央線特急用の新型車両「E353系」を投入すると発表した。
従来の「スーパーあずさ」用車両E351系の置き換えを目的とし「振り子式車体傾斜方式」の代わりに「空気ばね式車体傾斜方式」を採用し、同等の走行性能を実現する。
■E353系のコンセプト
・外観コンセプト
伝統の継承、未来への躍動
・内装コンセプト
南アルプスと梓川の「きよらかさ」、ビジネスの「機能性」とレジャーの「高揚感」
■E353系量産先行車の基本仕様
・運用区間
東京・新宿~松本間
・量産先行車の構成
12両編成
基本編成9両(5M4T)+付属3両(2M1T)
・定員
基本編成9両:グリーン30名、普通車502名
付属編成3両:普通車154名
・最高速度
130km/h
・車体
アルミニウム合金製
・車体傾斜方式
空気ばね高さ制御
・シートピッチ
グリーン車:1,160mm、普通車:960mm
■E353系の特長
・車内環境
走行中の振動を低減する動揺防止装置を一部の先頭車とグリーン車に搭載
静粛性を向上した床構造
空気清浄機を設置し、快適な車内空間を提供
空調を個別吹き出しとし、各座席で風向きと風量の調整ができる
・観光・ビジネスユース対応
各座席にパソコンを置けるテーブルとコンセントを設置
車内案内表示器にフルカラーLEDを採用
・車内設備
改良型ハンドル形電動車いすが利用できる大型トイレ・多目的室・車いすを固定可能な座席を設置
各客室とトイレ内に乗務員と連絡可能な非常通話装置を設置
各客室の出入口に防犯カメラを設置
自動体外式除細動器(AED)を1編成に1台設置
■E353系量産先行車 落成時期
2015年夏以降落成予定
■東日本旅客鉄道プレスリリース
中央線新型特急電車(E353系)量産先行車新造について